どうも、教え方と伝え方のスーパーバイザー、きむにぃ(@kimuniunchi)です!
我が家では10年以上にわたりウォーターサーバーを使っています。ウォーターサーバーがあると冷たいお水や暖かいお湯がすぐに出て便利ですよね。
しかし最近になって「ウォーターサーバーって実はいらないんじゃないか」と思うことが多くありました。そして、ついに今年9月、ウォーターサーバーをやめました!
この記事では、10年以上ウォーターサーバーを使い続けた僕が、なぜウォーターサーバーをいらないと思ったのか、その理由を紹介しています。
ウォーターサーバーはいらないと思う理由
この記事に訪れた方は、おそらくウォーターサーバーの購入に悩んでいて、メリットだけでなくデメリットについても知りたい、と思っている方だと思います。
確かに、GoogleやYahoo! で「ウォーターサーバー」と検索しても、上位に表示されるのは、どれもポジティブな意見ばかりですもんね。
よって、この記事では、ウォーターサーバーの良いところには一切触れず(笑)、僕がウォーターサーバーはいらないと思っている理由だけを淡々と述べていきます!
ランニングコストがかかる
今やどのメーカーでも、ウォーターサーバー本体の料金や、配送料は無料のところがほとんどです。なのでイニシャルコストはかかりませんが、当然、ランニングコストとしてお水のお金はかかります。
僕が使っていたフレシャス デュオ(FRECIOUS dewo)の場合、ウォーターパックは段ボール1箱に4パック入っていて4,990円(税込)です。

1箱にこのパックが4つ入っている
うちは5人家族なので、1カ月で1箱使い切ってしまいまいます。そうすると、年間の出費は約60,000円。10年間使い続けると60万円です。
これだけの高い買い物だと考えるとウォーターサーバーっていらないんじゃないかなあ、と思うわけです。
とにかく水が重たい
以前使っていたメーカーのものはペットボトルの怪物みたいなやつ(ガロンボトルというらしい)だったので、持ち運びが非常に大変でした。

こういうやつね
フレシャス デュオ(FRECIOUS dewo)は、1パックあたり7.2リットルで、運びやすさを売りにしていますが、開封前の段ボールは7.2リットル×4パック=28.8リットル!
段ボールごと運ぼうとすると、とんでもないことになります。
僕は腰にヘルニアをもっているので、宅配業者の方がきたら上図のような台車に載せて運んでいます。それでも我が家はリビングが2階にあるため、結局7.2リットルのウォーターパックの持ち運びはどうしても発生してしまいます。
「28.8リットルに比べたら7.2リットルなんて余裕じゃない?」と思うかもしれませんが、水がなくなる度、1リットルのペットボトルを7本もって階段を上がることを想像してみてください。
結構なハードワークですよw
大きくて場所をとる
最近のウォーターサーバーはスタイリッシュなものが主流となり、卓上型のウォーターサーバーも増えてきています。
確かに、背は低く、見た目も美しくみえるような工夫がされていますが、横幅、奥行きに関しては昔とさほど変わっていないように思います。
結局、部屋を占有するのはこの横幅、奥行きなんだから、この部分が解消されない限り、ウォーターサーバーはやっぱり大きくて邪魔なものです。
ウォーターサーバーさえなければ、ここにアレを置けたのになぁ~、と思うことって結構あります。
物置になる
これは、我が家だけかもしれませんw ウォーターサーバーの上の部分って、すぐに物置化してしまいません? 一時的にここにおいておくか、みたいなのが増えてそのまま片づけずじまい……。
せっかくオシャレなウォーターサーバーもこれでは台無しです。
物置化させるくらいなら、いっそのことウォーターサーバーをなくして、棚やワゴンを置いておいた方がよっぽど収まりがいいと思います。
意外と安定しない
これはちょっと危ない話ですが、ウォーターサーバー本体ってスリムさを追及しているせいか、意外と安定しないんですよね。少しの衝撃で転倒してしまうのではないかと心配になるくらい横揺れに弱いです。
うちは、最近次男がつかまり立ちをするようになったのですが、先日もウォーターサーバーにつかまって思い切り引っ張ったので、大変怖い思いをしました。
こういうことがあると「ウォーターサーバーなんていらない!」と思ってしまいます。
最近ではこういった商品もあるので、ウォーターサーバーの転倒が怖い人は対策しておいた方がいいですね。
変な使命感に駆られる
これ、なんでしょうね。貧乏性とでもいえばいいのか、せっかく契約したのだから「使わなきゃ!」という妙な使命感に駆られるわけです。別に使えば使うほど特になるわけでもないのにね。
とくに冬場なんかは使用頻度が少ないためどんどん水がたまっていきます。宅配業者の方が来ると「つい先日配送されたばかりじゃなかったけ?」などと思ってしまいます。
配送タイミングを遅らせたり、スキップさせたりすることもできますが、我が家では「まあ使い切れるだろう」と考え、あまり利用しませんでした。
結果、使い切れなくて「じゃあこれで麦茶入れるか」とか「うどん茹でるのに使うか」と、本来水道水で十分なのにあえてウォーターサーバーを使う、という無駄づかいをしていました。
水道水より安全といえない
これ、あまり知られていないと思いますが、みなさん水道水の水質基準って全部で何項目あるか知ってますか?
法令(水道法および水質基準に関する省令)によって定められ、適合が必要とされる項目は実に51項目もあります。さらに水質管理上留意すべき目標設定項目は26項目です。
一方、ウォーターサーバーは水道法ではなく食品衛生法の「清涼飲料水の規格基準」が適用されます。こちらの基準項目は殺菌、除菌を行わないミネラルウォーター類だと19項目しかありません。
もちろん、基準項目の数が少ないものは安全ではない、と言うつもりはありませんが、過剰に安全性が強調されているような気もします。
掃除の手間が増える
フレシャス デュオ(FRECIOUS dewo)は、オートピュアキープシステムというクリーン機能が搭載されています。これは、5日に一度、サーバー内の水を自動で循環させ、サーバー内部を清潔に保つという機能です。
内部まで自分で手入れしなくていいのは楽ですが、それでも30日に一度、殺菌や除菌をするためのフレッシュモードは手動でやる必要がありますし、当然外部のホコリ、汚れなどは都度掃除する必要があります。

こういうとこは自分で掃除しなきゃね
「掃除くらいどんな家電だって必要だろ」という突っ込みをいただきそうですが、ウォーターサーバーを置いていなければ、そもそも掃除をする必要なんてありませんw
他の方法もある
赤ちゃんのいる家庭にとって、ウォーターサーバーのありがたみをどこで感じるかというと、ミルクを作る時だと思うんですよね。
ミルクを調乳する時は、粉ミルクを哺乳瓶に入れ、そこへ熱湯を注ぐ必要があるのですが、ウォーターサーバーだとすぐに熱湯が出てお湯を沸かす手間が省けます。
これについては異論ありません。大泣きしている赤ちゃんを横目にガスコンロでお湯を沸かすのって、数分ですけどやっぱり嫌なものです。
だからウォーターサーバーの恩恵をあげるとすれば、この「すぐにお湯が出る」というのは、唯一の(?)メリットかもしれません。
ただ、これもあらかじめお湯を沸かしておいて、魔法瓶(って言い方古い?)に入れておけば済む話だと思うんですよ。
魔法瓶は、大容量でしかも長時間保温できます。うちでは「ウォーターサーバーはいらない」と思ってからしばらく魔法瓶を使っていますが、まったく不便を感じていません。
あと、ティファールの電気ポットでお湯を沸かすという方法もありますね。
いずれにしてもこのような代替方法が多数ありますから、ウォーターサーバーの「お湯がすぐ出る!」は、実は大したメリットではないことがわかります。
サポート体制がだいたいクソ
ウォーターサーバーはメーカーが直接販売するのではなく、代理店がメーカーに代わって販売しています。
直販だからいい、というわけではありませんが、代理店は「売れたらそれでOK」というところが少なからずありますので、だいたいサポートがクソです。とくにコールセンターの対応の悪さは呆れるほどです。
僕がフレシャス デュオ(FRECIOUS dewo)を契約したのは、auのショップでした。それまでは、別のウォーターサーバー会社(すみません、名前忘れました)を使っていたのですが、そこのサポートがあまりに酷かったので、フレシャスに乗り換えたのです。
しかし、結局auの代理店もサポート対応があまり良くなかったので、フレシャスの本体社との契約に切り替えました。
ちなみに本体社の対応にはとても満足しています。ウォーターサーバーを申し込むなら代理店経由ではなく、フレシャスと直接契約した方がいいですね。
解約手数料(違約金)がかかる
今って携帯にしろインターネットにしろ、なんでも契約期間というのがあって、期間満了前または更新月以外で解約すると、解約手数料(違約金)が発生しますよね。
実は、僕がウォーターサーバーはいらないと思ったのにすぐに解約できなかった理由がここにあります。フレシャス デュオ(FRECIOUS dewo)も2年未満での解約だとバッチリ9,720円の解約手数料を請求されてしまいます。
ウォーターサーバー各社の中では、解約手数料がかからないところもあるようですが、契約する時って「まあ2年くらいは使うだろうな。」という気持ちなので、あまり深く調べないんですよね。
ちなみに無条件で解約金が発生しないウォーターサーバーはクリクラというメーカーです。
クリクラでは、現在「無料お試しキャンペーン」をやっていて、水、サーバーレンタル料、宅配料など料金を一切負担せずにウォーターサーバーを試すことができます。
ウォーターサーバーをいきなり申し込みをするのって結構ハードルが高いと思うので、こういうキャンペーンを使ってみてウォーターサーバーの導入を検討する、というのもアリですね。
まとめ
ウォーターサーバーが家にあると、便利だしオシャレだし、なんだか生活の質そのものが高くなったように思えます。
しかし、それらと引き抱えに年間5~6万円の出費をしていると考えると、果たして本当にそれだけの価値があるものなのか、という疑問が残ります。
こうした疑問は、ウォーターサーバーを10年以上使った我が家だからこそ、見えてきたことで、これからウォーターサーバーを契約しようとしている人に対し「やめた方がいい」と否定したいわけではありません。
ただ、あくまでも個人的な考えですが、僕はウォーターサーバーを贅沢品だと思っています。なくても困らない。あったからといって、ものすごく生活が豊かになるようなものでもない。
もっと言えば、ウォーターサーバーを持つことが単なるステータスになっているような気もします。小さなステータスですが、少なからず僕もそう思っていた頃があります。
最近は”一家に1台”みたいな風潮のウォーターサーバーですが、記事で紹介したようなデメリットや代替方法を考えれば、ウォーターサーバーを「持たない」「使わない」という選択肢もあるのではないでしょうか。
というわけでこの記事では、ウォーターサーバーはいらない理由について紹介しました。では!
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