太陽光発電はどれくらい家庭にとってメリットがあるかご存知でしょうか?
郵便受けにチラシが入っていたり、太陽光発電業者の営業が訪問してきたりと何となくの怪しさから敬遠しがちですよね。
そこで、この記事では太陽光発電に興味はあるんだけど、いまいちよくわからない、というあなたのために、太陽光発電のメリットを3つのポイントに絞ってお伝えしたいと思います。
売電収入で不労所得を得ることができる
これは太陽光発電において最も有名なメリットであり、同時に怪しさの原因でもあるかもしれません。
安くないローンを組んで毎月安定した収入を得ることができるなんて、「そんな美味しい話あるの?」と思ってしまいますよね。
しかし、実際に太陽光発電で発電された電気は各地域の電力会社が買い取って、各家庭や事業者に供給されています。
実際に今あなたの家で使用している電気もどこかの家庭の太陽光発電設備で作られたものかもしれないのです。
そこで、太陽光発電で安定収入を得るしくみについて少し説明したいと思います。
家庭向けの太陽光発電は「(電力会社に買い取ってもらったお金) – (設置費用等)」の差額が家庭の収入になります。
つまり、設置した費用より発電して電力会社に買い取ってもらったお金(これを売電収入といいます)が上回れば、”儲けた”ことになります。
反対に、売電収入が設置費用等を下回ってしまうと”出費”が発生したことになります。
しかし、例えこの出費が発生したとしても、普段支払っていた電気料金が出費を下回っていた場合は実質お得になります。
太陽光発電に関する設置費用等は通常ローンを組むと思いますが、ローン返済が終わった後も太陽光発電の発電は続きます。
つまりローン返済後は売電収入の全てが家庭の収入となるわけです。設置した次の月から電気代が抑えられて、かつ一定期間後は不労所得として家計の足しとなってくれるのです。
しかし、このようなお得な仕組みを悪用して詐欺まがいの行為をする太陽光発電設置業者も少なくありません。設置によるメリットを最大化するためには良質な設置業者と家の屋根の形状に合ったメーカーのパネルを設置することが重要となります。
信頼できる業者に設置してもらうためには、一括見積もりは必須です。
災害時にも電気を使用することができる
昨今は全国各地で災害が相次いでおり、歴史的にも経験したことないような規模の災害も起きています。
そのような時は命を守る行動をとることが何よりも優先されますが、助かった命を維持するためには電気やガスなどのエネルギーが欠かせません。東日本大震災の時は原発事故の影響等から電力不足が起き、各地で計画停電が実施されました。
自然災害の時や特殊な計画停電等の状況下でも太陽光発電を設置していれば日中は電気を使用することができます。
さらに、家庭で発電した電気を貯蓄できる設備(蓄電池)があれば夜も昼間に発電した電気を使うことができます。仮にオール電化の家庭であればほとんどの家電や設備が使用できますし、何より非常事態時に電気があるだけでとても安心ができるはずです。
夏場であれば冷蔵庫がなければ食料もためて置くことはできませんし、オール電化の家庭ではお湯を沸かすことすらできなくなってしまいます。
そして何より災害時は最新の情報を手にいれることが重要です。携帯やテレビ等で最新の情報を手にいれることで適切な行動をとることができるので、自分自身やご家族の安全を守ることができます。
最近は先述の売電収入目的だけでなく、災害時の備えとして太陽光発電を導入するという家庭が増えています。
売電収入と月々のローン返済がトントンであれば実質出費0で万が一の備えを得ることができます。災害時に命を守り、維持する為の備えとしても太陽光発電にはメリットがあります。
環境に優しい
このメリットは金銭的なメリットではありませんが、筆者がとても重要と考えるメリットです。
太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーは現世代の我々にとってのメリットではなく、あなたの子供や孫、さらにはその子供と将来世代の為のメリットです。
なんだか気の遠くなってしまうようなお話ですが、現在の太陽光発電は先述の通り実質出費はほとんどなく導入して使用することができます。
ほとんどリスクなく太陽光発電を導入することは、次世代のためにできる大きな貢献ではないでしょうか。
誰に感謝されるわけでもなく何か利益があるわけではありませんが、自分の子供や孫がエネルギーの枯渇で悩み、文明の発展に支障が出るようなことがあれば悲しいことですよね。
私自身も太陽光発電設備を導入していますが、最後に設置に至った動機はこれが一番大きなものでした。
売電収入や光熱費の削減などの金銭的なメリットがあることは論理的にも理解していましたが、決して安い買い物ではなかったので踏み切れずにいました。
しかし、昨今の世界的な再生可能エネルギーへの移行や環境意識の高まりから、家庭で出来る貢献を考えたときに、太陽光発電は低リスクで大きな貢献度合いがあると感じました。
また、次世代や顔を見ることもない未来世代の人たちが現世代の我々の取り組みを引き継いで、よりよい地球を作って行くようなことがあればこんな素敵なことは無いと感じています。
まとめ
3つ目のメリットは個人的な感情も入ってしまいましたが、金銭的なメリットを含めても太陽光発電は正しく導入すればメリットがあるものであると考えていいます。
家計のちょっとした足しや災害の備えとしても太陽光発電の導入を検討してみたはいかがでしょうか。
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